公現祭のガレット・デ・ロワ (アップル入り)
所要時間: 1時間(焼成時間を含まない)
パイシートで手軽にできる、ガレット・デ・ロワ。リンゴを入れてフルーティーに。大きく作るタイプと、手のひらに乗るミニサイズもご紹介します。1個だけ入っているアーモンドは誰に当たるかな?
材料
(大)直径16センチ1個分と、(小)プチタルト5〜6個分
リンゴ |
1個 |
---|---|
グラニュー糖 |
大さじ3 |
レモン汁 |
大さじ1 |
シナモン |
小さじ1/4 |
はちみつ |
大さじ1 |
カスタードクリームパウダー |
1袋 |
牛乳 |
150㎖ |
冷凍パイシート |
18㎝正方形2枚 |
バター(食塩不使用) |
40g |
粉糖 |
30g |
溶き卵 |
Mサイズ1/2個分 |
アーモンドプードル |
30g |
アーモンド |
1個 |
てりたま用の溶き卵(M型) |
1/2個分 |
〜おまけ・ガレット・デ・ロワ ミニ〜 |
|
プチタルト |
5〜6個 |
冷凍パイシート |
正方形または長方形1枚 |
アーモンド |
1個 |
はじめに
リンゴは皮を剥き、厚さ5〜10ミリの櫛形にカットします。
冷凍パイシートは冷蔵庫に移して解凍しておきます。
カスタードクリームパウダーは、袋に明記された量の牛乳(150㎖)を加えて混ぜておきます。
丸い絞り出し口をつけた絞り出し袋を用意。
バターは室温に戻して柔らかくしておきます。
焼く前までにオーブンの庫内を200℃に温めておきます。
作り方
リンゴに、グラニュー糖、レモン汁、シナモン、はちみつを加えてよく混ぜ、電子レンジで3〜5分加熱し、ざるにあげておきます。
バターに粉糖を加えてよく混ぜ、溶き卵、アーモンドプードルを混ぜます。
①と②を混ぜ合わせ、絞り袋に詰めます。
パイシートに全体の1/3の量を円形に絞り出します。
リンゴを全体に広げておき、アーモンド1個を乗せます。
さらに全体の1/3の量の③を絞り出したら、もう1枚のパイシートを重ねて被せ、手で包むように抑えます。
ピザカッターなどで、一回り大きく円形にカットし、冷蔵庫で15分休ませます。
てりたま用の溶き卵をはけで塗り、中心に竹串で空気穴を開け、包丁で好きな模様を描きます。
200度に温めたおいたオーブンで35分焼きます。
焼成後、粗熱が取れたら、皿に盛り付けます。
残りのアーモンドクリームをプチタルトに絞り出し、残ったリンゴやアーモンドも1個入れます。
パイシートを直径6センチくらいに抜いて被せます。
てりたま用の溶き卵をはけで塗り、中心に竹串で空気穴を開け、包丁で好きな模様を描いて200度で20分焼きます
ちょっといい話
フランスでは、クリスマスの後、毎年1月の公現祭(キリストの誕生が公になったとされる日)に、皆で祝いながらこの伝統的なお菓子を食べているそうです。キリストが生まれたという知らせを聞いて、東方から3人の占星術の学者たちが星を頼りに駆けつけ、黄金、乳香、没薬の贈り物を持って謁見したと、新約聖書に書かれています。
お菓子に仕込まれたフェーブ(誤飲防止のために、代わりにアーモンドを入れています。)を当てた人は、その日の王様かお妃様とされ、王冠を被って皆から祝福され、その1年幸運に過ごせるという縁起を担いでいるようです。新年らしいお祝いですね。王冠は画用紙や折り紙でも作ることができます。
●今回教えてくださった 花田えりこ先生(フード&クレイクラフトデザイナー)
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