共立食品×高橋ヒロ先生 フライパンで米粉パン
- 「フライパンで米粉パン」の著者である、米粉専門コーディネーターの高橋ヒロ先生に教えていただく、発酵1回オーブンいらずの米粉パン。
思い立ったらすぐに作れる、ふわふわもちもちの米粉パンのコツをご紹介します!
共立食品の
「米の粉」
高橋ヒロ先生がスーパーの製菓材料コーナーで比較的入手しやすく、気軽に使えるという理由で、「フライパンで米粉パン」の書籍でも全レシピで共立食品の「米の粉」を使用してくださっています。
※共立食品の「米の粉」を使用した場合のレシピになります。米粉はメーカーにより状態の違いが大きく、米粉の種類により仕上がりが異なりますので、こちらで掲載のレシピを利用する場合は、必ず共立食品の「米の粉」をご使用いただきますようよろしくお願いいたします。
※フライパンのサイズおよび材質や形状、コンロの種類や火加減により焼き時間やできあがりの状態は異なります。
※写真は18cmのフライパンを使用しております。
A |
共立食品「米の粉」200g |
砂糖10g |
ドライイースト4g |
塩3g |
B |
ぬるま湯(約37℃)150ml~(150g~) |
油10g |
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- ● Aの「米の粉」、砂糖、ドライイースト、塩の順にボウルに入れながら計量します。
- ● ぬるま湯を準備します。室温の低い冬は約40℃、真夏は約35℃のぬるま湯にします。
- ● オーブン用シートを2枚カットし、1枚をフライパンに敷いておきます。
- オーブン用シートのカット方法
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- オーブン用シートを四つ折りにして、さらに2回端を合わせて細い扇形に折ります。使うフライパンの半径の長さに合わせて、端をハサミでカットします。
- フライパンにシートを広げてから、折り目に合わせてハサミで少し切り込みを入れると安定します。
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ボウルにAを入れて泡立て器でよく混ぜます。
Bを加え、ゴムベラでよく混ぜて、生地がなめらかになりツヤがでるまで約20秒しっかり混ぜます。 -
ぬるま湯の分量は季節や粉の乾燥状態によって変わるので、一度に全部入れないでください。小さじ2程度残して、生地の状態を見ながら少しずつ足すのがコツです。
全量加えて固いと感じたら様子を見ながら小さじ1ずつ(分量外)を足し、混ぜます。
状態によっては全部使用しなくても大丈夫です。< 生地に混ぜ込み >
生地に具を混ぜ込む場合は、作り方1で加えます。
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オーブン用シートを敷いたフライパンに、1を流し入れます。
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フライパンからオーブン用シートがはみ出さないようにご注意ください。
はみ出すとガスの火がうつる恐れがあります。
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フライパンの蓋をして、約10秒中火にかけて、フライパンがほんのり温かい程度になったら火を止め、15~25分発酵させます。発酵状態をチェックし、蓋をして、ごく弱火(最小限の火力)で約8~10分焼きます。
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全体にふっくら膨らんだら発酵完了(1.5倍位の膨らみが目安)
※焼くとさらに膨らみます。発酵の途中でフライパンが冷えてしまったら、再度5秒ほど火をつけて温めます。室温によって、発酵時間は異なります。夏場は短く、冬場は長くなりますのでご注意ください。
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ミトン(または軍手)をはめて、生地の様子を見て表面の生地からオーブン用シートがはがれるようになったら、シートごと取り出します。
△ヤケドにはご注意ください。 -
用意しておいたもう1枚のシートをのせ、蓋をしてひっくり返します。
今まで敷いていたシートをはがし、フライパンに戻します。
< トッピング >
生地に具をのせる場合は、作り方4で裏返す前にのせます。
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蓋をしてごく弱火(最小限の火力)で約8~10分焼きます。こんがりと焼き色がついたら焼き上がりです。網にのせて冷まします。
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< サンドイッチ >
サンドイッチにする場合は、作り方5で冷めた後、スライスしてお好みの具をはさんでください。< アイシング >
アイシングをする場合は、作り方5で冷めた後、アイシングしてください。
- Q1裏返す際の目安を教えてください。
- A1側面のオーブン用シートがはがれる状態で、表面の生地はぬれていてもOKです。
- Q2IHクッキングヒーター(電磁調理器)でも作れますか?
- A2IH用のフライパンと蓋があれば作れます。焼き時間や火加減は機種にもよるので、弱火を目安に膨らみや焼き色を見ながら調節してください。
- Q3フライパンで焼く際の注意点を教えてください。
- A3フライパンのサイズおよび材質や形状、コンロの種類や火加減で焼き時間やでき上がりの状態は変わってきます。膨らみや焼き色や状態を見ながら焼き時間を調節してください。オーブン用シートは250℃以上で20分以上連続使用することはできませんので、高温になりすぎないようご注意ください。時には火を消して余熱で焼いても大丈夫です。また、オーブン用シートに火がうつらないように注意してください。
- Q4生地がうまく膨らまないのですが…。
- A4イーストの力で膨らませているため、イーストが活動する最適な温度(37~40℃)になっていないとうまく膨らまなくなります。夏場は室温が高いため、過発酵になりやすいのでご注意ください。真冬は使用する器具や材料が冷えすぎていないか確認してください。 加えるお湯が45℃以上の場合、イーストが活動しない原因になります。また、イーストが古かったり、保管状態が悪い場合も発酵しにくくなる原因になります。
- Q5材料やお湯の温度ははかった方がいいですか?
- A5フライパンで作る米粉パンはとてもシンプルです。慣れるまではきちんとはかってください。温度計を持ってない場合は、手で触ってみて熱くない程度のお湯が適温の目安です。 熱いと感じたら40℃以上なので、手で触ってぬるいと感じる温度(人肌位)で作るとちょうどいいです。
- Q6生地に入れる具材は何でも大丈夫ですか?
- A6ごはんに合う具材は何でもOKですが、水分が多いものは生地がべちゃべちゃになるため、水分をふきとってから入れてください。具が多いと火の通りが悪くなる原因になるので、様子を見て焼き時間を延ばしてください。
- Q7焼き色がつかない&焦げてしまったのですが…。
- A7使うフライパンやコンロの種類、火加減によって焼き色に差が出ます。火加減はごく弱火(最小限の火力)が基本ですが、焼き色がうまくつかない場合は弱火のまま2~3分、焼き時間を延ばしてください。 焦げてしまいそうであれば火を消して余熱でしばらくおきます。
- Q8保存&解凍方法
- A8米粉パンは乾燥しやすいので、焼きたては粗熱をとったら必ずラップ材をし、すぐに食べない場合は冷凍してください。