2024年3月23日

花田えりこのHomemadeって👍③ ~基本のクッキー 型抜きと焼成について~

#このコラムのタグ

#このコラムのタグ

クッキーの型抜き

クッキー生地を平らに伸ばすのって難しいですよね。
初めて作る方は、ラップ材の間に生地を挟んで手で潰し、ゆっくり伸ばすことを、お勧めします。
量も一度に全部ではなく、生地を何度かに分けた方が伸ばしやすいです。

また、生地の両脇に割り箸を置いて、その上に伸ばし棒を置いて転がすと、約5㎜の均等な厚さになり、割り箸を重ねることで約1㎝の厚さにすることもできます。
生地を伸ばすための専用の道具がなくても大丈夫です。

クッキーの抜き型は、100円ショップでも豊富に揃っています。
生地を抜くときは、型に小麦粉をまぶすと、ベトつきません。


または、ラップ材の上から抜き型を当てて抜けば、角に丸みが出て、見た目柔らかみのある仕上がりになります。
小麦粉を型にまぶさないので、型を洗うのも簡単。
私はよくこの方法で作ります。

残った生地を集めて伸ばせば、無駄なく使い切る事ができますが、
これを繰り返していくと生地が硬くなるで注意が必要です。

抜き型で抜いた生地は、一旦冷蔵庫(冷凍庫)で30分ほど冷やすと良いですよ。
形を崩さずに天板に運べるし、冷やすことでバターが引き締まり、焼き上がりもさっくりするので、
ぜひ、焼く前に冷やしてみてください。

焼いてみましょう

抜いた生地を冷やしている間に、オーブンの温度を設定します。
電気オーブンは170~180℃ 15〜20分、ガスオーブンは160~170℃ 13~15分くらいが目安ですが、機種によって熱伝導がかなり異なるので、何度か焼いてみて、お使いのオーブンでちょうど良い温度や時間を見つけてください。

焦げないようにするために

・焼き色がつきやすい場合は、温度を10℃下げる。又は1分前にオーブンから出す。
・表面が焦げやすい場合は途中からアルミを被せる。
・底が焦げやすい場合では、天板を2枚重ねにして焼く。
など、私もいつも試行錯誤しています。

平らなクッキーにするには

平らに伸ばしたはずなのに、焼いたら表面でこぼこ!なんって事はありませんか。
オーブンから出した直後、すぐにスプーンの背(丸く盛り上がっている方)で表面を優しく撫でると、平らになりますよ。
ただ、力が入ると割れてしまうので注意が必要です!
または、クッキーが熱いうちに、まな板などをのせ、その上に重い鍋などを置いて15分放置すると、
表面が平らになって固まるので、試してみてください。
表面が平らなクッキーは、デコレーションもしやすくなります。
共立食品HPクッキングレシピにもたくさんの作り方が載っているので、皆さんも色々挑戦してみてください。
▶ 「クッキー」で検索。

次回のコラムは、クッキー作りにおける”卵”と”牛乳”の違いについて、私の経験からお話したいと思います。

コラム執筆:花田えりこ先生

花田えりこ先生

花田えりこ先生

「メロンパンdeコッタ」「本日開店ミニパンやさん」など翻訳本を含め著書多数。食品衛生責任者。パンやスイーツからクラフトに至るまで、幅広く手作りの楽しさを子供たちに伝えています。また、テレビ・雑誌・SNSなどの各メディアでも、作品のプロデュースやレシピを提供。2018年には、メロンパンdeコッタ協会を設立。仲間の講師とともにメロンパンdeコッタレッスンを開催し、講座の収益の1部をチャリティーに役立てていらっしゃいます。

このレシピをシェアする

SNSでシェアしよう!