お子さまとお家で楽しむ自由研究
お菓子作りに欠かせない身近な材料を使って
実験のようなお菓子作りで
おいしく楽しく学んでみませんか?
お子さまだけで作業するのはさけ、
ケガやヤケドに注意しながら
行ってください。
砂糖のふしぎ
食べられる宝石砂糖の結晶化の力を使ったお菓子
琥珀糖 くわしいレシピはこちら?
砂糖が結晶化する様子を
観察してみよう!
砂糖の温度による変化を
観察してみよう!砂糖を水に溶かして加熱すると、
温度によって状態が変わっていきます。
-
- 103℃~105℃
- 透明な砂糖液になり、ガムシロップやデコレーションケーキのスポンジにぬるシロップに使われます。
-
- 150℃~160℃
- 砂糖液は糸をひくようになり、色づき始めます。
-
- 165℃
- 薄茶色で冷めると飴状になり、攪拌する(激しく混ぜる)と結晶化します。
-
- 165℃~180℃
- 茶褐色になり香ばしい風味がでます。
卵のひみつ
卵の膨らむ力を
お菓子作りで感じてみよう!
卵白(白身)
お菓子作りによく登場する、白身に砂糖を加えてふわふわに泡立てたメレンゲ。卵白に含まれるタンパク質は泡立てると空気を取り込んで気泡を作り、空気にふれることで硬くなり泡を持続させる性質があるので、ふわふわに固まった白いメレンゲができ、お菓子に加えることでふんわり軽い食感に仕上げます!
- 向いてるお菓子:
- シフォンケーキ、スポンジケーキ、スフレケーキなど
卵黄(黄身)
卵黄に含まれているタンパク質は、卵白に含まれているものとは性質が異なるため、同じようには泡立ちません。油脂が含まれていて、水と油を結びつける乳化作用があり、生地に混ざりやすくする働きをしてくれます。
- 向いてるお菓子:
- カスタードクリーム、
バニラアイスなど
全卵(卵黄+卵白)
卵黄が入っているので卵白だけの泡立てに比べて泡立ちにくい性質のため、卵が膨らみやすい温度にすることが大切です。湯せんにかけて卵の温度を人肌(37℃)位に保ちながら泡立てます(共立て法)。卵白は60℃位から固まりはじめるため、温度に気をつける必要があります。お菓子をきめ細かく仕上げます。
- 向いてるお菓子:
- スポンジケーキ、
ロールケーキなど
乳製品のチカラ
牛乳や生クリームなどの
乳製品を変身させちゃおう!
牛乳から
フレッシュチーズを作ろう!
牛乳に含まれる「カゼイン」というタンパク質は酸を加えると固まり、水分と分離する性質があります。この特性を利用して、チーズが作れます。
生クリームから
バターを作ろう!
生クリームの乳脂肪は、ふることで周りの膜がやぶれ、空気が入り、中の脂肪がつながり、もったりとしていきます(ホイップクリームの状態)。さらにふり続けると水分が離れ、固まりができます。これがバターになります。
生クリームから
アイスクリームを作ろう!
生クリームと卵黄を使って、お家で本格的なアイスクリームを作ってみよう。氷に塩をかけると0℃より低い温度になる性質を利用して、氷と塩で冷やしながらクリームたっぷりのバニラアイスクリームが作れます。